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吉田調書を公表するというが

原発事故の責任を対応の拙さにすり替え

2014年8月29日
代表委員会
 原発事故の折、陣頭指揮を担った吉田昌郎の聞き取り調書を、政府が秋にも公表することを決めました。
 一つにはすでにマスコミに漏れて、マスコミがその一部を派手に書き立てているからということであり、また事故当時の現場の具体的な状況を事実として確認し、今後の教訓にすべきだといった、もっともらしいことを言っています。
 事実を明らかにすることについて異議はありませんが、しかし吉田自身が公表を差し控えてほしいと要望したこともあって、安倍政権自身が公表はしないといったん決めてきたことです。それを公表するということは、調書自体が自民党や安倍政権にとって具合の悪いことは何もなくむしろ責任を問われるのは政権についていて、具体的に対応した民主党、とりわけ菅政権であるという党派的打算があってのことです(政府が「公表しない」としたものが、なぜかくも簡単にリークされるのか、安倍政権が意識的にリークしたのではないのか。しかも政府は一部、問題がある部分は公表しないと言うが、その審査は誰がするのか、公正な非政府組織がしなければ、いつものように、政府の都合のいいような発表の仕方になるだけである)。
 実際、吉田は菅政権の対応に腹立たしさや強い不信を抱いたのですが、それはまた当然のことでした。民主党政権は自民党政権の政策と立場を無批判的に継承する以外の、どんな独自の立場も見解も持っていなかったからです。
 彼らが事故に直面して周章狼狽して、現場指揮官の(吉田の)怒りといらだちを募らせただけだったとしても何の不思議もありません。
 吉田はその感情も――もちろん菅内閣だけでなく、他の連中や、自衛隊や消防庁や機動隊にまで――、「ぶちまけて」います(彼らの「給水活動」はまるでマンガで、「セミの小便みたい」だった等々)。
 かくして本来なら自民党や自民党政権が、ブルジョア勢力がその責任を追及され、彼らの内閣が吹っ飛んでもおかしくないような原発事故の責任が、民主党の責任に転嫁されるような形になって、その本質の追究は最初から中途半端で、いい加減なものになって行ったのです。民主党政権の果たした役割は、ここでも最悪なものであって、何の益もなかっただけではなく、むしろブルジョア勢力や反動どもに「限りない」助力を行ったのです。

 

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