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民主党の先祖(自民党)返り
2010年7月23日
代表委員会

 鳩山内閣に代わって菅内閣が登場するや否や、民主党の“祖先返り”つまり自民党の政治への復帰が急がれています、一体何のための「政権交替」だったのでしょうか。
 菅が参院選で消費税増税を叫んだのはその走りですが──菅は、これは「自民党の案を参考にしたものだ」、つまり自民党追随そのものだと、自ら白状しましたが──、それ以降も、政策調査会を復活させるとか、予算でもシーリング方式を復活させるとか、まるで自民党政治への回帰を急ぎ、そのサル真似に走っているとしか思われません。こうしたことは、誕生した民主党政権が否定したものばかりですから、民主党のだらしなさというか、定見の欠如と無原則はどうしようもありません。
 これに加えて、鳩山政権以来のバラまきや借金大膨張予算はそのままだ──一層無秩序に走る──というのですから、民主党政権は自公政権と同様の政権、否、一層低レベルの政権と言って少しも的外れではありません。
 参院選で敗北して──いい気になって、情勢と労働者人民の意思を読み違えて、消費税増税など謳った結果だ──、菅内閣は展望を失い、菅は9月の代表選挙を乗り切ることができるか怪しくなりました。仮にそれを乗り越えたとしても、菅があんなにも夢見た、「長期安定政権」は夢のまた夢になってしまいました。菅内閣は今後、労働者人民大衆の支持をますます失い、疎まれ――安倍とか麻生とか鳩山の権力と同じように――、破綻と解体と、不名誉な退陣に向かって転げ落ちて行くしかないように見えます。
 そして行き詰まり、立ち往生した民主党が、自民党との「大連立」に走らないという保障も全くありません。そうなればまさにブルジョア寡頭政治の出現であり、ブルジョア支配階級はこれまでの「政治改革」──小選挙区制とか二大政党制の実現とか──にかけた目的と課題を実現するというわけです。
 もちろん、ブルジョア寡頭体制の出現は、労働者をさらに抑圧し、一層搾取を強化するテコとして機能する以外ないでしょう。労働者が断固たる闘いに立ち上がるべきとき、立ち上がらなくてはならない時はますます近づいています。今こそ、あらゆる面からの準備を始め、闘う労働者の戦線を急速に強化して行かなくてはなりません。

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『海つばめ』 最新号(1126号) 10/7/25

【一面トップ】敗北した消費税増税路線
 民主党政権は退場せよ――菅の挫折は民主党政治の挫折
【主張】菅直人の高尚な“哲学”
 「最小不幸の社会」のもったいぶり
【一面連載/小選挙区制と二大政党制――イギリスの政治に見る(3)】
 五年間解散を封印――連合政権は「英国の叡智」か
【草枕】龍馬ブーム再来
【コラム】飛耳長目
【二面トップ】水ぶくれの勝利――民主標的に八百万票――みんなの党“躍進”の内実
【二面サブ】異様な軍隊内の「いじめ」――「たちかぜ裁判」判決に見る
【三面トップ】究極のバラまきの勧め――山森亮のベーシック・インカム論――寄生階級や大金持ちにも“給付”説く
【三面連載//国際主義の旗を掲げて――親愛なるY氏へのメール(4)】民族主義的な「反日デモ」――肯定的評価には釈然としない
【四面書架】安田浩一著『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』/「奴隷労働」の実態を告発
【四面連載小説/天の火もがも(55)――林 紘義】四、人をも身をも恨みざらましE

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【注目記事】

  ●60年安保記念集会関連は、「お知らせ覧」をごらんください

 ●菅政権の誕生と参議院選挙
   ・”敗北した消費税増税路線――菅の挫折は民主党政治の挫折
                                           (10/7/25)
   ・菅直人の高尚な“哲学”――「最小不幸の社会」のもったいぶり(10/7/25)
   ・菅直人「経済理論」の源流――減税論者から増税論者へ(10/7/11)
   ・マニフェストは「生き物」と強弁――公約を弊履の如く扱う民主党(10/7/11)
   ・菅政権の重税路線打ち破れ――バラまき棚上げ 負担を強要(10/6/27)
   ・「三兎を追う者 一兎をも得ず」――菅政権の“経済綱領”(10/6/13)

 ●民主党の経済政策・予算
   ・”需要サイド”政策で「成長」は観念論――経済の停滞と衰退以外に帰着せず
                                           (10/2/21)
   ・「労働なき富」は鳩山の大罪だ――自らを顧みない民主党(10/2/7)
   ・最大のマニフェスト違反――鳩山は「世界の借金王」目指すのか(10/1/24)
   ・百日間の”蜜月”終えた鳩山政権――今こそ民主党政治と対決を(10/1/10)

 ●普天間問題
   ・“揺らぐ”日米の帝国主義的同盟――新安保条約五十年――今や中国を“主敵”に
                                           (10/4/4)
   ・県外移転の公約を実行せよ――普天間基地問題と鳩山政権(10/3/7)
 ●労働者の政治的進出を
   ・始まった反動派の政治的結晶――「たちあがれ日本」に反撃を!
      ――労働者の政治的な進出こそ急務(10/4/18)
   ・自民に次いで民主も破綻した――労働者の政治的進出こそ急務
      ――階級的、革命的労働者党を(10/3/21)
 ●郵政問題
   ・“国家ファンド化”するゆうちょ?!――責任感皆無の原口の新郵政政策(10/5/2)
   ・参院選目当ての党派エゴ――亀井と鳩山の郵政見直し糾弾(10/4/18)
 ●雇用問題
   ・ペテンの製造業派遣規制――骨抜きにされる労働者保護法
      ――資本の陣営となれ合う鳩山政権(10/3/7)
   ・労働者派遣法の改正――果たして”真の”労働者保護への「第一歩」か(10.1.10)
 ●子育て支援
   ・民主党の愚劣政治を象徴――成立した子育て支援法(10/4/4)
 ●総選挙と鳩山新政権の誕生
   ・政権担当の「資格」も「能力」もなく――愚昧な閣僚の雁首だけ揃え(09/9/20)
   ・虚構の民主党”大勝利”――鳩山政権の反動制を暴け(09/9/6)


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【新刊書】
 10/5/15発行
 ●理論誌『プロメテウス』53号
  特集・ケインズ主義批判――今甦るブルジョア幻想
   09/4/1発行
 ●『崩れゆく資本主義、「賃金奴隷制」の廃絶を』(林 紘義) 
   〜資本の無政府主義の横行闊歩、そして蔓延する国家の無政府主義
 08/12/1発行
 ●「『家族、私有財産及び国家の起源』を探る」(林 紘義) 
   〜ブルジョア学者・モルガンに追随したエンゲルス


国会中庭を実力占拠した労働者のデモ隊(1959年11月27日、日米安保条約反対闘争) 国会中庭を占拠した労働者のデモ隊
(1959年11月27日 日米安保反対闘争)

【新刊本紹介】



理論誌『プロメテウス』53号
(10.5.15発行)



『崩れゆく資本主義、
 「賃金奴隷制」の廃絶を』

(09.4.1発行)


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