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代表委員会メッセージ

空疎な政治闘争の場に転落

政策も増税延期も与野党仲良く?

2016年5月21日

 

 参院選を前に、与野党の政治的対決の形が明らかになりつつあります。
 憲法については、護憲と改憲の闘いであり、経済政策では2%の消費増税か、その再延期かの対立です。
 安倍政権は「一億総活躍社会」について大風呂敷を広げますが、空約束と空手形だけのものであり、それらをいくらかでも真剣に実行し、実現しようという強い意思も、また実際的な展望も保障もありません。
 民進党もここにきて、突如というか、ようやくというか、消費増税についての立場を明らかにしましたが、それは岡田らの“信念”に反したもの、つまり消費増税延期に賛成といったものです。

 岡田らはこれまで、安倍政権が消費増税の再延期をするなら、一昨年暮、消費増税を延期したときの「再延期はあり得ない」という約束に背き、また自公民3党の「消費増税によって税と社会保障の一体的改革」を図り、社会保障を「安定的に維持する」という展望さえ投げ捨てることになる、(偽りの)財政再建さえも絶望的になる、裏切りでさえあると強調して来たのです。
 しかし今や、安倍政権が消費増税の延期を先に言ったら、参院選を有利に闘うことはできないといった“政局的な”判断から軽率に方針の大転換を図るのですが、余りに愚昧であり、労働者、勤労者からますます見放されるだけです。自らの信念を捨て去り、転向するなら、安倍政権をいかにして追い詰め、圧倒することができるというのでしょうか。
 しかもご丁寧に、軽減税率込みの消費増税はダメだとか、社会保障の「充実」のために赤字国債の発行まで認めるとわざわざ強調するなど、この政党の愚昧ぶりは限りありません。
 民進党が安倍政権と闘うことはもはや絶望的に困難であり、こんな政党が「野党第一党」だというなら――そして第二党が、民進党と似たり寄ったりの共産党だというなら――安倍自民党はいくらでも「枕を高くして」寝られるというものです。

 共産党は民進党と違って、終始消費増税の延期どころか、撤廃を謳って一貫しているというのでしょうか。
 しかしこの党もまた、民進党と同様に、借金まみれの財政に無頓着であり、そんな無責任な立場から、「社会保障の充実」等々についておしゃべりしているだけであって、政権についた途端、09年の民主党政権と同様、まともなことは何一つやらないし、やれないでしょう。その政治的根底が観念的、空論的であり、独善的、ドグマ的だからです。
 例えば、賃上げをどんどんやれば(そんなことが、資本の支配の下でも可能だとすれば)、「消費需要」が膨張し、従って資本も活気づき、デフレも経済停滞も容易に克服できる、そうしてみんなが笑える、“まともで”、幸せな資本主義が訪れるといった、たわいもない、能天気な幻想を説くだけです。

 それにしても、安倍に、民進党は自民党に倣って改憲草案を出せばいい、そうすれば対立もはっきりすると挑発されて、そんなものはない、「9条を変える必要はないから」と答える岡田の情けないこと。天皇制一つとっても、憲法の限界やブルジョア的本性は余りに明らかなのであり、岡田はそんな憲法を絶対化することで、何千万の労働者、勤労者の支配と搾取の上に成り立っています、資本の支配する日本の体制を支持し、美化し、闘うことを放棄するのです。
 安倍は半デマや空約束を振りまき(ついでに、露骨、破廉恥なバラまきで、現ナマも振りまき)、「同一労働同一賃金」や「格差解消」、保育・介護労働者の賃上げと労働条件の改善等々の民進党の政策を盗み取って野党を無力化し――簡単に、そして口先だけで簡単に剽窃され得るような、安直な政策を出す方も問題です――、そんなやくざな政治で政権の維持を図るのですが、民進党や共産党や市民派は、そんな政治を追い詰め、一掃することが決してできないのです。



   「オバマは何のために広島に行くのか」ほか

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【主張】空疎な政治闘争の場に転落――政策も増税延期も与野党仲良く?
【コラム】飛耳長目
【二〜三面】特集・オバマの広島訪問
 ・オバマの広島訪問――安倍は大喜びだが――原爆問題で“日米親和”は幻想
 ・“レガシー”と“箔づけ”のため?――オバマはなぜ広島に行くのか
【四面】武器輸出解禁2年――豪州潜水艦受注で“高い授業料”
【四面】TV朝日「しくじり先生」でマルクスを人格攻撃


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