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「生産人口」減少に怯えるブルジョア

人口の多寡は社会の存続に本質的意味を持たない

2014年4月18日
代表委員会

 総務省が日本の「人口推計」(13年10月時点)を発表しました。注目を集めるのは「生産人口(15歳から65歳)が32 年ぶりに8千万人を割り、65歳以上の高齢者(15歳以下の「年少人口」に対して「老年人口」と呼ぶことにしてい るそうな)が初めて25%を超えたことです。
 ブルジョアやその世論は危機意識に駆られ、「経済成長や国の税収 に影響を与える」とか、「社会保障制度の持続が難しくなる」などと悲鳴を上げ、「女性や外国人などの活用によ る労働力確保や、社会保障制度改革が急務となる」、「生産活動を持続し、社会保障制度を支えるためには、女性 や高齢者を活用することが欠かせない」などと論じています(4月16日、日経新聞)。
 これはブルジョア的なばか げた観念であって、人口がどうあれ、その人口で社会を維持し、存続するのですから、人口の多寡といったことが 、そもそも社会の存続といったことに、本質的に意味を持つはずもないのです。
 もちろん特定の生物種が存続す る「最小単位」といったものはあり得るでしょうが、60億人とか70億人にも増えすぎた人類が、ちっとやそっとの 人口縮小で滅びることはあり得ないのですから――増えすぎて滅亡することは十分にあり得るにしても――、ブル ジョア諸氏の「心配」や「危機意識」ほどにナンセンスで、つまらない危惧はありません。
 彼らは「労働力」の 減少や「生産活動の持続」を心配し、あるいは「国力」が衰退し、「大国」の地位からすべり落ちることに危機を 感じるのですが、そんな「心配」や「危機意識」は、すでに“プレタリア”国際主義と種(人類)の自覚――民族とか 、国民というせまい意識にではなく――に立ち、生きる労働者とは無縁です。
 ブルジョアたちは自分たちのため の、搾取材料としての「労働力」や、「国力」としての青少年人口 (国家のために、国家主義、帝国主義政治のた めに武器を取って闘う「戦力」)を必要とするのであって、だからこそ人口減に大騒ぎし、現代版「生めよ、増や せよ」の空騒ぎを演じるのです。
 「生産活動」や「社会保障」のために、人口増が必要だなどということはあり ません、というのはまともな共同体社会の成員はただ自分たちの社会の生活のため、また自分たちの「社会保障」 のために労働し、生産するのであって、それは人口が多いか少ないかといったことと無関係であるのは誰でも簡単 に確認できることですから。
 そしてことさらに、また今さらながら、しかも柄にもなく、保守的な“家族主義者 ”、“男権主義者”の安倍らが、「女性」や「老年人口」を「利用」せよ、「活用」せよなどと社会主義者のスロ ーガンを“剽窃して”わめくのは――もちろん、社会主義者は、こんなブルジョアばりの、女性や高齢者に失礼な 、粗野で野蛮な言い方は決してしないのですが――茶番であり、笑止千万であって、卑しい権力主義者のご都合主 義を暴露するだけです。
 女性や「老年人口」が生産的労働や社会的必要労働の一環を担うのは、社会の成員とし て当然のこと、自然のあり方であって、ブルジョアたちの「利用」願望に沿うためでは全然なく、自らと共同体社 会のためであるのは余りに明白で、当たり前のことでしかありません。

 

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