To English Pages。 メールを送ります。
階級的原則とマルクス主義・社会主義を掲げる同志会に入ってともに闘おう! 『海つばめ』電子版の販売を始めました。メール添付で送付します。詳細は下記のリンクを参照して下さい。

安倍一派に原爆投下を
問う資格などない

従軍慰安婦や南京大虐殺を否定して、
しかも「核の傘」も求めているのに

2015年5月22日
代表委員会
 国連で開催中の核拡散防止会議の中で、被曝地の広島、長崎に、世界の指導者たち(大統領や首相等々?)の訪問を促す文言が、中国側の要請により削除される“事件”が起こり、安倍政権はこの時とばかり杉山外務審議官を急遽国連に送り込み、中国に激しく抗議させ、その文言の復活を強く訴えさせました。
 しかし中国に同調する国も十数カ国あり、韓国も消極的で、その文言の復活はありそうもありません。
 当然のことです。中国の言う理屈は、「日本は第二次世界大戦で被害国であるかに歴史をゆがめようとしている」というものですが、それはある意味で正当であり、まさに安倍政権の意図することだからです。
 安倍政権は今や米国との同盟を最優先させ、「価値観の一致」を叫んでいる手前、「米国による原爆投下」について、米国を非難できないでいますが、しかし安倍一派や国家主義の反動たちは繰り返して、日本が慰安婦問題(植民地下にあった朝鮮人女性に対する日本軍部による性奴隷化)や南京大虐殺など野蛮だったというが、米国もまた無差別爆撃や原爆投下など野蛮の限りを尽くしてきたではないか、同じことをしても、戦勝国なら無罪であり、敗戦国なら罪があるというのはおかしい、と言い返し、そんな立場から東京裁判や東京裁判史観を批判し、“反米”感情や排外主義を煽りさえしてきたのです。
 労働者は広島、長崎の原爆投下という犯罪は、米国の罪というよりブルジョア帝国主義の犯罪、つまり米国のブルジョア帝国主義者と日本の天皇制軍部の共同の犯罪であり、両者が共に断罪され、非難されなくてはならない――すなわち日本の国家も、犯罪国家であった――と主張します、そしてそんな犯罪を犯した日本のブルジョアたちが、厚かましくも、外国の指導者たちに、広島や長崎に来てみよといえる、どんな資格も権利もないと結論するのです。
 そんな風に言うことは、中国や米国等々の指導者こそが、もっぱら原爆投下に責任を負うべきだと暗々裏に言い、自らの無関係や無責任を誇示し、示唆することと同じであり、自らの罪を棚上げすることだからであり、広島、長崎の原爆投下に責任を負うべき天皇制軍部や東条内閣等を無罪放免することと同じだからです。
 菅も、「被曝地訪問の提案は、歴史問題と関係が無い。理解に苦しむ」と白っぱくれています。 そして安倍政権のそんな策動を市民派や共産党は事実上支持し、後押ししていますが、こうしたプチブルたちは安倍政権のそんな政治に安倍一派の国家主義や排外主義が隠されていることも知らず、自らもそのプチブル民族主義的体質からして、たちまち同調し、屈伏して行くのです。まさに安倍政権と市民派や共産党の醜悪な連帯というしかありません。
 安倍一派は、日本は未だ核兵器を持っていないから、平和主義や反核兵器の立場を装えると勘違いするのですが、彼らが米国の「核兵器の傘」のもとに完全に入っていること――そして自らも虎視眈々と核武装の機会を狙っていること――は明らかなのですから、安倍政権の反核兵器のゼスチャーほどに欺瞞的なものはありません。
 産経新聞は、一方で、「外国指導者の被曝地訪問」という茶番的提案に賛成しつつも、「隣国の中国は、日本に対して核兵器を発射できる態勢をとっている。被爆国として核廃絶や核軍縮を求めるのは当然だが、日本の安全は米国の核抑止力で保たれている現実も忘れてはならない」(20日)などと書いているからお笑いです。産経新聞のおばかさんたちは、核兵器の「抑止力」によってのみ「安全」を保っているような国が、「被爆国」として、核廃絶を求めるような国として登場するのは根底から矛盾しており、偽善的であって、決して「当然の」話ではないことを知るべきなのです。
 安倍政権のこの提案は、アメリカからさえも不快感をもって迎えられればたちまち尻すぼみに終わりかねない、単なるゼスチャーのようなものに過ぎません。


 

TOP

『海つばめ』 最新号(1251号)2015/5/17
【一面トップ】「安保法制」は実質改憲だ!――「世界の警察官」が安倍の野望――中国と共に帝国主義国家へ
【主張】安保法制と共産党――決まり文句で労働者を武装解除
【コラム】飛耳長目
【二〜三面】破綻する安倍一派の「押しつけ」憲法論――国会で共産除く万場一致で成立――問題は憲法の歴史的階級的性格
【四面】フェミニズムの“先駆者”の半生記/「家事労働=有価値論」唱えた上野千鶴子――本人も運動も頽廃した


※『海つばめ』電子版(テキスト版又はPDF版)を販売しています。 詳細はこちら。 PDF版の見本はこちら。
※トップ記事と主張欄は、無料で読むことができます(記事の所をワンクリック)。他(黒字)は表題のみです。是非、本紙を購読して下さい。下記の「注目記事」も同様です。

【『海つばめ』注目記事】

T マルクス主義同志会第11回大会/「反転攻勢」を誓う――同志会の闘いの意義再確認――さらに実践し、宣伝し、組織せよ)
U 社会主義における「分配」はいかになされるか――消費手段の「価値規定」問題――「価値移転」ドグマとの訣別が“解決”の鍵

その他はこちら

第4回(7/11)
働く者のセミナー

テーマ

「憲法擁護」では闘えない
――1930年代、ドイツの悲劇の経験から学ぶ(仮題)


日時
  7月11日(土)午後1時30分〜

場所 
大阪市立市民交流センターひがしよどがわ(JR新大阪駅東口より徒歩5分)

チューター      田口 騏一郎

主催  働く者のセミナー実行委員会


【新刊本紹介】



「アベノミクス」を撃つ
(13.11.5発行)



理論誌『プロメテウス』57号
(13.8.25発行)
【連絡先】
  全国社研社 〒179-0074
  東京都練馬区春日町1-11-12-409
  TEL/FAX 03−6795−2822

Visitors since Jan. 2003
    Total:     
Last Updated :